光回線とホームルーターはどっちが安い?
一人暮らしの月額・初期費用を実額で比較

この記事の結論

Q. 一人暮らしの自宅回線は、光回線とホームルーターのどちらが安いですか?
A. 月額そのものは、集合住宅で光回線を使える環境なら光回線のほうが安く収まる場合が多いようです。
マンションタイプの光回線は月2,980〜4,400円ほど、ホームルーターは月5,280〜5,368円ほどが公式サイト上の定価です。ただし光回線には工事費と工事の待ち時間がかかるため、金額だけで決められない部分もあります。
Q. 判断の軸はどこに置けばいいですか?
A. 「在宅時間が長いか」と「その部屋で工事が通せるか」の2つで、ほぼ決まります。
在宅時間が長く、その部屋で工事の許可が取れて開通まで待てるなら光回線。工事が難しい、あるいは入居してすぐ使いたいならホームルーターが現実的な選択肢になります。

引っ越したばかりの部屋で、自宅のインターネットをどうするか迷っている方は多いのではないでしょうか。光回線は工事が必要で、ホームルーターはコンセントに挿すだけ。金額だけを並べても、なかなか決め手が見つかりにくいところです。

この記事では、光回線3社とホームルーター3社の月額・初期費用・開通までの日数を、各社の公式サイトで確認できた数字だけを使って並べています。スマホ回線の料金比較は別記事にまとめているので、ここでは自宅の固定回線に絞って見ていきます。

光回線を先に押さえておきたい方へ

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1. 結論:在宅時間と工事の可否で決まります

光回線とホームルーターは、月額の差だけで見ると数百円〜2,000円ほどの開きです。毎月の負担としては小さくない差ですが、この差だけを追いかけると選びにくくなります。

先に整理しておきたいのは、次の2点です。

判断の軸は2つだけ

  • 在宅時間が長いかどうか:家にいる時間が長く、オンライン会議や動画を毎日まとまった量使うなら、回線の安定性が効いてきます。
  • その部屋で工事が通せるかどうか:賃貸では管理会社や大家さんの許可が必要です。許可が取れて、開通まで待てるかどうかが分かれ目になります。

在宅時間が長く、工事も通せて、開通まで数週間〜1〜2ヶ月待てる。この条件がそろうなら、月額の面でも安定性の面でも光回線が候補の中心になります。

反対に、工事の許可が取りにくい物件だったり、入居してすぐネットが必要だったりする場合は、ホームルーターのほうが現実的です。月額はやや高めですが、届いた日から使えます。

どちらにも寄り切れないときは、住む期間で考えてみるのもひとつです。2年以上住む見込みがあるなら光回線の初期費用を回収しやすく、1〜2年で動く可能性が高いならホームルーターのほうが手間を減らせます。

2. 月額の実額比較(光回線3社・ホームルーター3社)

まず、光回線3社の月額です。一人暮らしの賃貸ではマンションタイプが適用されることが多いため、集合住宅向けの金額を中心に並べています。

光回線3社の月額

サービス マンション(集合) 戸建て 備考
SoftBank光(1ギガ) 4,180円 5,720円 キャンペーン適用時は3ヶ月目まで基本料金0円
ドコモ光(1ギガ) 4,400円 5,720円 2年定期契約の金額。契約なしはマンション5,500円/戸建7,370円
NURO光(2ギガ) 2,980円〜 3,980円〜 マンションはタイプL・2年間割引適用時。提供エリアが限られます

数字の上ではNURO光が頭ひとつ抜けて安く見えますが、提供エリアが北海道・関東・東海・関西・中国・九州の一部などに限られている点は先に確認しておきたいところです(東北は10ギガのみの提供)。住所が対象外なら、そもそも選択肢に入りません。

SoftBank光とドコモ光はどちらもNTTのフレッツ光回線を使っているため、全国のフレッツ光エリアで利用できます。月額の差は220円ほどで、実際にはスマホのキャリアに合わせたセット割が使えるかどうかのほうが効いてくることが多いようです。

ホームルーター3社の月額

サービス 月額(定価) 割引適用時 備考
SoftBank Air 5,368円 4,950円(24ヶ月目まで) 端末はレンタル539円/月も選べます
ドコモ home 5G 5,280円 home 5G プラン。期間限定の値引きに頼らない一本の料金です
WiMAX(UQ・ギガ放題プラスS) 5,280円 4,598円(WiMAX +5G割・13ヶ月間) 14ヶ月目以降は5,280円に戻ります

ホームルーター3社は、定価ベースだと5,280〜5,368円とほぼ横並びです。差がつくのは割引期間の設計のほうで、SoftBank Airは24ヶ月間4,950円、WiMAXは13ヶ月間4,598円という組み立てになっています。

一方でドコモ home 5Gは、期間限定の値引きを載せずに5,280円という一本の料金です。割引が切れたあとに料金が上がる、という段差がないぶん、2年目以降の見通しは立てやすいかもしれません。長く同じ場所で使う前提なら、この点は素直に強みだと思います。

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光回線のマンションタイプとホームルーターを並べると、月額の差はおおむね900〜2,300円ほどです。年間にすると1万円〜2万7,000円ほどの開きになります。

3. 初期費用・工事の有無・開通までの日数

月額と同じくらい効いてくるのが、契約したときに一度だけかかる費用と、使えるようになるまでの時間です。

サービス 工事の有無 工事費・端末代 開通までの日数
SoftBank光 必要 派遣工事ありで31,680円(1,320円×24回の分割可)。新規申込は課金開始月から31ヶ月目までの利用で実質0円 公式で要確認
ドコモ光 必要 工事料28,600円(代表例)+契約事務手数料4,950円。フレッツ光からの転用は工事料0円 公式で要確認
NURO光 必要 基本工事費は実質無料(24ヶ月の分割払いと同額の割引)。24ヶ月以内の解約は残債が請求されます 戸建て1〜2ヶ月
マンション(タイプS)1〜3ヶ月
マンション(タイプL)最短1〜2週間
SoftBank Air 不要 Airターミナル6は95,040円。48ヶ月の利用で月月割により実質0円。レンタルなら539円/月 申し込み当日から利用可
ドコモ home 5G 不要 HR02は73,260円。48ヶ月の割引で実質0円。契約事務手数料4,950円(オンラインショップは無料) 端末到着後すぐ
WiMAX(UQ) 不要 登録料3,300円。機種代金は別途(金額は公式で要確認) 端末到着後すぐ

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光回線の工事費は、いずれも「実質無料」や「分割と同額の割引」というかたちで負担が抑えられる設計になっています。ただし、割引が完了する前に解約すると残りが請求される点は共通です。SoftBank光なら31ヶ月、NURO光なら24ヶ月が目安になります。

ホームルーターの端末代も似た構造で、SoftBank Airの95,040円もドコモ home 5Gの73,260円も、48ヶ月使い続けることで実質0円になる仕組みです。金額が大きいぶん、途中で解約したときの残債も大きくなりやすいところは頭に置いておきたい部分です。

短期入居ならSoftBank Airのレンタル(539円/月)という選択肢もあります。
端末を購入せずに借りる形なので、48ヶ月の分割を背負わずに済みます。1〜2年で引っ越す見込みがあるなら、購入と比べてみる価値はありそうです。

4. 速度と用途(テレワーク・オンラインゲーム・動画)

金額の次に気になるのが、実際に使ったときの快適さです。用途ごとに、どちらが向きやすいかを整理しておきます。

テレワーク・オンライン会議

会議中に映像が固まったり、音声が途切れたりすると仕事に差し支えます。光回線を有線でつなぐと通信が安定しやすく、会議が多い方には向いています。

ホームルーターでも会議自体はできますが、電波を使う仕組みのため、建物の構造や時間帯によって速度が変わることがあります。週に何度も長時間の会議がある場合は、光回線のほうが安心かもしれません。

オンラインゲーム

ゲームで重要なのは、回線速度そのものよりも応答速度(ping)の低さです。この点では有線接続の光回線に分があります。対戦型のゲームを日常的にプレイするなら、光回線を軸に考えるのが無難です。

ホームルーターは電波の状況で応答速度が揺れやすいため、シビアな操作が求められるジャンルでは物足りなく感じる場合があります。

動画視聴・SNS・Web検索

ここが中心の使い方なら、ホームルーターでも十分足りることが多いようです。動画配信サービスの標準的な画質であれば、ホームルーターの速度帯で問題なく再生できるケースがほとんどです。

ホームルーターは「無制限」をうたうプランが多い一方で、混雑する時間帯に速度が制限される場合がある点は各社共通です。契約前に、その条件を確認しておくと後で驚かずに済みます。

用途ごとの向き・不向きをまとめると

  • テレワーク中心(会議が多い)→ 光回線
  • オンラインゲーム中心 → 光回線
  • 動画・SNS・Web中心 → ホームルーターで足りることが多い
  • 在宅時間が短く、夜に少し使うだけ → ホームルーターで足りることが多い

5. 一人暮らしでどちらを選ぶかのチェックリスト

ここまでの内容を、順番に確認していける形にまとめました。上から順に見ていくと、自分に合うほうが絞り込めます。

光回線が向きやすい方

  • その部屋で工事の許可が取れる(または建物に光回線設備がすでに入っている)
  • 開通まで数週間〜1〜2ヶ月待てる
  • 2年以上その部屋に住む見込みがある
  • 在宅時間が長い、または会議・ゲームで通信の安定が必要
  • スマホがドコモ/ソフトバンク/Y!mobileで、セット割を使える

ホームルーターが向きやすい方

  • 工事の許可が取りにくい、または管理会社とのやり取りを避けたい
  • 入居してすぐインターネットを使いたい
  • 1〜2年で引っ越す可能性がある
  • 在宅時間が短く、使うのは動画やSNSが中心
  • 引っ越しのたびに解約・再工事の手続きをしたくない

どちらにも当てはまる項目がある場合は、工事の可否を先に確認してみてください。工事ができない物件だとわかれば、その時点で選択肢はホームルーターに絞られます。逆に工事が通せるとわかれば、月額と安定性の両面で光回線を検討しやすくなります。

賃貸で工事の可否を調べるには、管理会社に「光回線の引き込み工事はできますか」「建物に光回線の設備は入っていますか」と聞くのが早い方法です。契約書類や物件情報に「インターネット完備」「光ファイバー対応」と書かれている場合もあるので、先に手元の書類を見てみるのもよさそうです。

6. よくある質問

Q. 光回線の工事は立ち会いが必要ですか?
A. 派遣工事がある場合は、基本的に立ち会いが必要です。平日の日中に時間を取れるか、あらかじめ確認しておくと予約がスムーズです。建物に設備が入っていて簡易な作業で済む場合は、立ち会いが不要になることもあります。

Q. ホームルーターは引っ越し先にそのまま持っていけますか?
A. 端末を持って移動できるのがホームルーターの利点ですが、多くのサービスで住所変更の手続きが必要です。手続きをせずに別の住所で使うと、利用規約に触れる場合があります。引っ越しが決まったら各社の案内を確認してみてください。

Q. 途中で解約すると、どれくらい費用がかかりますか?
A. 光回線は工事費の割引が完了していない分が残債として請求されます。SoftBank光は31ヶ月、NURO光は24ヶ月が目安です。ホームルーターも端末を分割購入している場合は、48ヶ月に満たない分の残債が発生します。金額は契約内容によって変わるため、解約前にマイページなどで確認するのが確実です。

Q. スマホのセット割はどれくらい効きますか?
A. ドコモ光の場合、ドコモのスマホと組み合わせると月最大1,210円の割引対象になります。SoftBank光はソフトバンク・Y!mobileのスマホが対象です。割引はスマホ料金側から引かれるため、光回線の月額だけを見ていると効果が見えにくい点に注意してみてください。

Q. NURO光はどこでも使えますか?
A. 提供エリアが限られています。公式サイトでは北海道・東北(10ギガのみ)・関東・東海・関西・中国・九州の一部地域と案内されています。月額の安さに魅力を感じても、まず自分の住所が対象かどうかの確認が先になります。

まとめ

  • マンションタイプの光回線は月2,980〜4,400円、ホームルーターは月5,280〜5,368円(いずれも公式サイトの定価ベース)
  • 月額の差は年間で1万〜2万7,000円ほど。ただし光回線には工事費と待ち時間がかかります
  • ホームルーターは工事不要で、SoftBank Airは申し込み当日から使えるという案内があります
  • ドコモ home 5Gは期間限定の値引きがない一本の料金なので、2年目以降の見通しが立てやすいです
  • 判断の軸は「在宅時間が長いか」と「その部屋で工事が通せるか」の2つです

金額の差は確かにありますが、工事を待てるかどうかで選べる範囲は変わってきます。まずは管理会社に工事の可否を確認するところから始めてみると、迷いが減りそうです。

工事を待てない方・工事が難しい物件の方へ

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工事が通せるなら光回線、待てないならエアー、という順で検討してみてください。

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