一人暮らしの冷蔵庫の電気代はいくら?
容量別の目安と安く抑える選び方

この記事の結論

Q. 一人暮らしの冷蔵庫の電気代は月いくら?
A. 新しめの150L前後の冷蔵庫なら、月150〜300円が目安です
年間の電気代にすると2,000〜3,500円ほど。冷蔵庫は24時間動き続ける家電ですが、最近の省エネモデルは思ったより電気代がかかりません。
Q. 古い冷蔵庫だと電気代は変わる?
A. 10年前のモデルだと、同じ容量でも年間の電気代が2〜3倍になることがあります
実家のお下がりや中古を使っている場合、買い替えた方がトータルで安くなるケースもあります。
Q. 電気代を抑えるには何をすればいい?
A. 「置き方」「詰め込みすぎない」「設定温度」の3つで月数十円〜100円ほど変わります
買い替えを考えているなら、省エネ性能(年間消費電力量)の数字を見て選ぶのが一番効きます。

一人暮らしを始めるとき、冷蔵庫は最初に買う家電のひとつです。

ただ、エアコンや電子レンジと違って「使うときだけ電気を使う」家電ではなく、24時間ずっと動き続けるのが冷蔵庫の特徴です。
そのぶん電気代が気になる人も多いと思います。

この記事では、一人暮らしの冷蔵庫の電気代を容量別の目安で整理し、古い冷蔵庫との差、電気代を抑える方法、買い替え時の選び方までまとめました。
数字で見ると、どこを気にすればいいかがはっきりします。

1. 一人暮らしの冷蔵庫の電気代の目安

まず基準になる数字を出しておきます。高い・安いの判断は、目安を知ってからの方がしやすいからです。

冷蔵庫の電気代は、カタログに載っている「年間消費電力量(kWh/年)」から計算できます。
電気料金の単価を1kWhあたり31円(2026年時点の目安)として計算すると、一人暮らし向けの150L前後の新しい冷蔵庫はこのくらいです。

年間消費電力量 約100kWh の場合
100kWh × 31円 = 年間およそ3,100円(月あたり約260円)

つまり、新しめの一人暮らし用冷蔵庫なら月150〜300円、年間2,000〜3,500円に収まることが多いです。
24時間動いている割には、電気代の負担は大きくありません。

まず覚えておきたいのは、「こだわりがなければ、月の電気代は数百円程度」という基準です。ここから外れて高い場合は、古い冷蔵庫か使い方に原因があると考えられます。

2. 容量別・新旧別の電気代を比較

容量と製造年で電気代がどう変わるか、目安を表にまとめました。

タイプ 年間消費電力量の目安 年間の電気代 月あたり
100L前後(新しめ) 約180kWh 約5,580円 約465円
150L前後(新しめ・省エネ) 約100kWh 約3,100円 約260円
200L前後(新しめ) 約290kWh 約8,990円 約750円
150L前後(10年前のモデル) 約300kWh 約9,300円 約775円

※ 1kWh=31円で計算した目安。実際の数値は機種・使用環境で変わります

表で目を引くのは2点です。

  • 小さい冷蔵庫=電気代が安い、とは限らない:100Lの小型機より、150Lの省エネ機の方が電気代が安いこともあります。容量より省エネ性能の方が効きます。
  • 古さの影響が一番大きい:同じ150Lでも、10年前のモデルは新しい省エネ機の約3倍。年間で6,000円以上の差になります。

実家のお下がりや、譲り受けた古い冷蔵庫を使っている場合は、この差が毎月の電気代に乗っています。気づきにくいですが、地味に効いてくる部分です。

3. 電気代を抑える3つのコツ

今使っている冷蔵庫の電気代を下げるなら、効果が大きい順に3つだけ押さえれば十分です。あれこれやらなくて大丈夫です。

① 壁から少し離して置く

冷蔵庫は背面や側面から熱を逃がしています。
壁にぴったりつけると放熱できず、余計に電気を使います。左右と背面を数cm空けるだけで放熱しやすくなります。

② 詰め込みすぎない・温かいものは冷ましてから

中身を詰め込みすぎると冷気が回らず、冷やすのに余計な電力がかかります。
逆に冷凍庫は、ある程度詰まっている方が効率的です。冷蔵室は7割程度を目安にすると無駄が出にくいです。

③ 設定温度を「中」にする

多くの冷蔵庫は「強・中・弱」で温度を調整できます。
夏以外は「中」で十分なことが多く、常に「強」にしているなら見直す価値があります。

こだわりがなければ、まず「壁から離す」だけでOK。
3つすべてやっても月数十円〜100円ほどの差ですが、置き方は一度直せばずっと効くので、最初にやっておくと得です。

4. 買い替えで電気代を下げる選び方

古い冷蔵庫を使っていて電気代を本気で下げたいなら、使い方の工夫より買い替えの方が効果は大きいです。
選ぶときに見るポイントを絞ります。

見るべきは「年間消費電力量」の数字

カタログや商品ページに必ず載っている「年間消費電力量(kWh/年)」が、電気代を決める一番の数字です。
同じ容量帯なら、この数値が小さいものを選べば電気代が安くなります。

容量は「150L前後」が一人暮らしの基準

迷ったときの目安です。

  • 自炊をほぼしない:100〜120L。飲み物と少しの食材なら十分
  • 自炊もするし作り置きもしたい(こだわりなければこれ):150L前後。冷凍室が広めで使い勝手がよい
  • まとめ買い・冷凍保存をよくする:200L前後。料理する人ほど大きめが快適

小さすぎると食材が入らず買い物の回数が増え、結果的に不便です。
一人暮らしで自炊もするなら150L前後を選んでおけば、容量で後悔しにくいというのが定番の落としどころです。

買い替えの判断は「使用年数10年」が目安

10年以上前の冷蔵庫は省エネ性能が大きく劣ります。
本体価格はかかりますが、電気代の差で何年か使えば差が縮まります。冷蔵庫の寿命も10年前後なので、古いものを無理に使い続けるより買い替えの方が安心です。

5. 冷蔵庫の電気代より効く、電気代全体の見直し

ここまで冷蔵庫の電気代を見てきましたが、正直に言うと冷蔵庫単体の節約で下がる額は月100円ほどです。
もちろんやって損はありませんが、電気代を大きく下げたいなら、別のところに効くポイントがあります。

それが契約している電力会社の見直しです。
使い方を変えなくても、料金プランそのものを安いものに切り替えれば、毎月の電気代がそのまま下がります。

冷蔵庫の節約:月100円ほど
電力会社の見直し:月数百円〜1,000円以上下がることも
手間も「申し込み5分」で済むので、効率で言えば電力会社の見直しの方が大きいです。

一人暮らしのように電気の使用量が少ない場合は、基本料金が0円のプランが特に向いています。
使った分だけ払う仕組みなので、無駄が出にくいです。

冷蔵庫の節約のついでに、電気代そのものを見直す

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まとめ

一人暮らしの冷蔵庫の電気代について、要点を整理します。

  • 新しめの150L前後なら月150〜300円が目安
  • 古い冷蔵庫は同じ容量でも電気代が2〜3倍になることがある
  • 使い方の節約は「壁から離す」が一番手軽で効く
  • 買い替えるなら年間消費電力量の数字を見て、容量は150L前後が定番
  • 電気代を大きく下げたいなら、冷蔵庫より電力会社の見直しが効果的

冷蔵庫の電気代はそこまで大きくないので、神経質になりすぎなくて大丈夫です。
それより毎月の電気代全体を一度見直しておくと、ここから先の固定費がぐっとラクになります。